エカシとクロッチ、熊の神と鮭の神の会話
2019年2月12日

のら猫クロッチは悩みがありました。

「俺たちの仲間たちに、犬猫殺処分ゼロとか、恐ろしい言葉を人間たちは使う。本来仲間だったはずなのに。やっぱり、人間と動物は共存できないのかな」

そんな傷心で東北を旅するクロッチが一関でアイヌの長老と出会います。

エカシはこう言いました。
「オレたち(アイヌ)は動物だから、
動物を食べるのはしょうがない。
でも命を管理しちゃいけないなぁ。
 1/3は自分のために、
 1/3は動物(自然)のために、
 1/3は未来のために。
そういう気持ちで生活をしてきたから、
オレ(アイヌ)たちは自然(カムイ)と共存できたんだよ。」

それを聞いたクロッチは、
エカシの考えを広めるメッセンジャー役となりました。

 

 

 

 

 

これは、あかんのホテルのロビーにある、昨年冬に亡くなったアイヌ彫刻の巨人、藤戸竹喜さんの作品です。中段に、熊神と鮭神の会話が描かれています。

 

熊神「オレはお前を半分だけいただくことにしよう」

鮭神「私はふる里の川に子孫をたくさん残してきたから思い残すことはありません。さあ、私をお上りください」

熊神「それでは遠慮なく半分喰うぞ!!残りの半分は森に分け与えて大地の栄養としよう」

 

潔い命の活かし方、活かされ方に驚きました。
動物たちの世界は「1/2」なのだそうです。
動物脳に加え「人間脳」をいただいた人間は、さらに条件を厳しく「1/3」というのは理にかなっているなぁとこの作品をみて思いました。